稲の出穂と酒造りの準備【酒蔵便りvol.70】

<蔵の様子>

穂が出そろった水田 記録を塗り替える残暑。連日の熱帯夜。今年の夏は格別でした。
  さすがに夏至から80日も経ちますと太陽も傾き、朝夕が涼しくなって参りました。気がつけば秋の虫の音色が聞こえます。

 8月末、山田錦の穂が出始めました。山田錦は原生品種の性格を持っていますので、日照時間に反応し、毎年同じ頃に穂を出します。背丈は、既に1メートル。株別れした茎は太さを増し、順調に育っています。

稲穂 今年の酒造りが月末から始まります。酒蔵ではその準備が始まりました。
  醸造計画を立てて米の手配をしています。予定通り米が入荷すれば、10月1日に最初の仕込みを行います。
  麹室では、製麹機(せいきくき)の配管組み立てをしました。今年の春に全ての麹作りが終わってから、配管を分解し、洗浄して、日光の下で乾燥させ、室(むろ)の中で殺菌燻蒸をしておいたものです。
  米を蒸す甑(こしき)の準備、米を洗うタンクの洗浄、蒸し上がった米を冷ます放冷機の設置と点検など、順次進めて参ります。

 奈良漬用の酒粕がもう少し残っています。奈良漬をされる方は、本便り45号(2008年8月)をご覧下さい。
http://www.sake-asaka.co.jp/blog/2008/08/vol45.html
  酒粕は、4kg入袋が1,200円(消費税込。送料別)。吟醸酒や純米酒など米の芯だけで作る高級酒の酒粕が主体です。「中谷の酒粕は、サイコー!」とご近所の主婦の間で評判です。

この号終わり

写真1:穂が出そろった水田
写真2:稲穂

2010年9月
中谷酒造(株)代表取締役  中谷正人