酒造りの始まり【酒蔵便りvol.83】

<蔵の様子>

 大和路の秋は日々深まっています。中谷酒造の回りは、開発制限区域です。東西2キロ、南北2キロにわたって水田が広がります。全ての稲の刈り取りは終わり、だだっ広く広がる平地は冬が近いことを実感させてくれます。
柿が色付き、収穫を待っています。柿は一年おきに豊作年が訪れますが、今年は豊作。たわわに稔っています。

 酒蔵では酒造りが始まっています。10月15日には最初の米洗い。そして麹作り。10月20日には最初のタンクの仕込みを始めました。ほぼ4日に一本のタンクのペースで仕込み作業が続いています。今月中旬に最初のタンクのもろみを圧搾できそうです。
 「圧搾」は、特別な機械を使って行うのですが、原理は簡単。布でもろみを濾すのです。濾して出てきたものが清酒、残ったものが酒粕です。いよいよ酒粕の出荷が始まります。

 

この号終わり

写真1:洗瓶機横の柿の木
写真2:蒸気が上がる屋根
写真3:甑(こしき)
写真4:麹米の放冷(ほうれい)

2011年11月
中谷酒造(株)代表取締役  中谷正人