春【酒蔵便りvol.99】

<蔵の様子>

明るい日射しの作業場 各地から梅の便りが届いています。弊社の玄関前の梅は遅咲き。毎年3月上旬に開花します。徐々に気温は上がるものの、三、四日毎に寒波が訪れ冬に逆戻り。そして3月12日はお水取りクライマックスの大松明。毎年この頃には最後の寒波がやってきて、観光客の皆さんを凍えさせます。私も東大寺境内に学んだ御縁から卒業した翌年の3月12日、同級生全員で観客整理に動員されたことがあります。夕方から夜まで外気にさらされたはずですが、若かったせいか寒さの記憶はあいまいです。お水取りが終わると春の訪れを実感です。

開花した庭の梅 日々陽光が明るくなって行きます。酒蔵では蒸米を冷ますにも、発酵温度の管理にも、一定の寒気が必要なところですが、徐々に気温が上がりますので春の訪れに追われているようです。生活の面では待ち遠しい春ですが、酒造りがだいたい終わる来月中旬までは寒さが続いて欲しいものです。

写真1:明るい日射しの作業場
写真2:開花した庭の梅

2013年3月
中谷酒造(株)代表取締役  中谷正人