雛祭りと甑倒し【酒蔵便りvol.135】

★中谷酒造から今月のおすすめ商品★

奈良吟 純米吟醸 米作りから一貫造り

<新春の行事>

中谷家の梅(3月1日撮影) 中谷家の梅の老木は遅咲きです。今年は2月19日に開花。3月1日はほぼ満開でした。
3月3日は雛祭り。大和郡山市の旧城下町では第五回「大和な雛祭り」が開催されています。3月6日まで、寺社、町屋、店舗など130箇所余りでひな人形を展示します。街を歩けば気持ちが浮き立ちます。

<酒蔵の様子>

大吟醸の袋吊り 酒造りはいよいよ終盤。2月10日は今期最後の米を蒸しました。昔は、釜の上に載せた甑(こしき)を外しましたので、その日を甑倒しと言います。今日は、固定された金属製甑を使って米を蒸しますので、「倒す」ことはありませんが、酒造りがもうすぐ終わるということで、気持ちが楽になる節目の日です。
 2月20日は大吟醸の袋吊りをしました。発酵もろみを杓で袋に汲んで吊します。袋の布目を超えて落ちる雫を斗瓶に取ります。
 最後に仕込んだ発酵もろみは3月上旬に搾ります。搾り終える日を皆造(かいぞう)と言います。今期の酒造りが無事終わったことに感謝を込め、慰労を兼ねて宴席を設けます。
 皆造の後も搾った酒の瓶詰めや火入れ、それに道具の片付けなどの仕事が4月まで続きます。

写真1:中谷家の梅(3月1日撮影)
写真2:大吟醸の袋吊り

2016年3月
 中谷酒造(株)代表取締役  中谷正人