あいにゃん来社、田植え【酒蔵便りvol.162】

<あいにゃん(注)来社>

注:福本愛菜(ふくもとあいな、1993年3月25日 - )は、日本のタレント。吉本新喜劇の座員であり、女性アイドルグループNMB48チームNの元メンバーである。奈良県橿原市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。(Wikipediaより)

 5月21日、あいにゃんがやってきました。事前に連絡がなかったので最初は誰か解らなかったのですが、弊社営業の板東が知っていました。私もテレビで見たことに気付きました。酒蔵を案内しましたが、その受け答えが的確で頭の回転の速さに敬服。説明のし甲斐がありました。
 三日踊山乃かみ酵母を試飲してもらいました。とっても美味しかったと、色紙も書いてくれました。お返しにお酒を持ち帰ってもらいました。思い出に残る一日でした。
 あいにゃんが帰ってから、昔は難波でAKBみたいなグループのメンバーをやっていたことを知りました。次回会う時は歌を聴かせてもらうつもりです。

<全国新酒鑑評会>

 平成29醸造年度の全国新酒鑑評会が行われ、5月31日は全出品酒を業界関係者に公開する日。例年通り東広島運動公園体育館で「技術研究会」として行われました。
 弊社は一つの提言かつ挑戦として、通常の吟醸酒用酵母菌ではなく、奈良県独自に開発された百合の花から採取した酵母・山乃かみ酵母で大吟醸酒を醸し出品しました。
 清酒業界の酒の評価は、欠点を指摘して落としていく減点主義です。山乃かみ酵母の酒はバナナ様の香りが特色で、清酒とは思えない独特の風味を持ちます。これをどう評価されるか、それが我々最大の関心事でした。結果は、山乃かみ酵母が作り出す燻製臭(清酒業界では4VGと言います)が欠点とされ、全く相手にされませんでした。我々も会場で聞き酒をしましたが、弊社の酒のみが異質に感じられ、無力感を味わいました。
 清酒酵母に多様性は乏しく、又ワインのように加点主義の評価方法に変わる見込みもありません。清酒の多様性の観点から山乃かみ酵母のような新しい酵母は大きな意味を持つのですが、鑑評会ではそうは行きません。来年以降も出品するなら従来通りの酵母菌を使わざるを得ないようです。

<田植え>

 6月7日に酒米(さかまい)山田錦の田植えを行いました。今年も戸梶さんが応援に駆けつけて下さいました。
 朝8時半に集合し、苗を軽トラに積み、一番近い田んぼへ。前日は雨で、梅雨入り宣言が出されたばかり。天候は曇り。回復方向にあり徐々に晴れ間が出てきました。絶好の田植え日よりです。
 今年も雑草対策の為、若干植える密度を上げました。昨年同様全部で7枚、8反弱の面積。午前中に5枚を終え、午後3時には全て植え終えました。その時気付いたのですが、田植機のフロントグリルがなくなっていました。振動でビスが緩み脱落したようです。4千円ほどの出費ですが、一年に一度の大行事が無事に終わった安堵感が勝りました。
 翌日からは生育管理。収穫までの無事を祈ります。

写真1:あいにゃんと記念撮影
写真2:全国新酒鑑評会公開会場入口
写真3:同場内
写真4:加茂鶴酒蔵(東広島市内)
写真5:苗の補充

2018年6月
 中谷酒造(株)代表取締役  中谷正人