受賞、東部戦線の情景4【酒蔵便りvol.179】

★中谷酒造から今月のおすすめ商品★

*** 清酒 米ぎん(よねぎん) ***

<金賞、局優秀賞ダブル受賞>

 全国燗酒コンテスト2019にて弊社製品米ぎんがお値打ちぬる燗部門金賞を受賞しました。
 米ぎんは、大阪国税局清酒鑑評会燗酒部門でも過去に二度、そして今年も受賞しました。解りやすい酒を造るという弊社方針が製品に生かされていることが確認できたと喜んでいます。
 10月30日は大阪国税局で表彰式典が行われました。厳かな雰囲気の中、榎本局長から代表者に賞状が渡され、マスコミ各社のカメラマンが盛んにシャッターを切り式典は盛り上がりました。最後は記念撮影で終了です。受賞を励みに今期も酒造りに精魂を込めます。

<酒蔵の様子>

 10月30日、弊社や協力農家さんが作った山田錦の等級検査が行われ、検査終了を待って米はトラックで県内の精米所に運ばれました。精米を終えた米は今月26日に弊社に納入されます。
 今年の秋は比較的暖かい日が続いたのですが、10月末からは平年並みの気温に下がりました。酒造りは順調に進んでいます。

<模型で作る情景>

 東部戦線の場景4は、「鹵獲」(ろかく。戦場で敵の武器を捕獲すること)。主役はソ連KV2重戦車です。
 1941年、独ソ開戦。破竹の勢いでモスクワに迫った独軍は、伸びきった補給線と冬の寒さの為に前進が止まりました。1942春、枯草の間から新しい草の緑がのぞき始めたロシア平原。攻勢に出たソ連軍を押し戻し、戦場に残されたソ連戦車を独軍が鹵獲。対戦車砲を扱う歩兵チームがその戦車の調査をしているところです。
 この戦車は、前線を榴弾(対戦車砲ではない通常の砲弾)で砲撃支援するのがその役目です。製造されから二年ほど経っており、その間、風雨に晒され錆が目立ちます。この頃のソ連戦車は無線機を積んでおらず、アンテナがないのが特徴です。
 操縦席に一人のドイツ兵が入りました。ハッチの上には二人の兵士。一人は中を覗き込んでいます。もう一人は金槌を持って待機。
 砲塔の上では一人の兵士が中にロープを垂らしています。砲塔の中には既に兵士が入っているようです。別の兵士は将校の指示で側面から戦車によじ登ります。将校の横には記録を担当する兵士がペンを持ちます。

 

 展示にあたって手を加えた点は次の通り。

  • 新たに発見された人形群の中から適切に選び出した兵士を上記ストーリーにそって配置しました。主に使ったのは37ミリ対戦車砲チームです。
  • 37ミリ対戦車砲弾を持っていた兵士の砲弾を金槌の柄に見立て茶色に塗装、砲弾の頭に爪楊枝を短く切って作った槌を取り付け黒鉄色の塗装をしました。
  • よじ登る兵士の手首の角度を付け変え、砲塔側面の手すりをつかませました。ズボン色を大戦前期の灰色に塗り替えました。横にシュマイザー短機関銃を配置しました。
  • 砲塔上の兵士の手を付け替え、ロープを持たせました。銃の担い紐を付けました。
  • キャタピラーのたるみを付けていた黄色いボンドが剥がれていたので、瞬間接着剤で付け直しました。
  • 地面は紙やすり。草原はテクスチャーペイントを塗りつけました。
  • 地面の色に合わせて戦車が埃っぽく見えるよう砂色を薄めて塗装しました。

 この模型が発見された時、車軸が折れていましたが、横には車体が同じで砲塔のみ異なる兄弟戦車のKV1もあり、それから車軸を取り、砲塔に特色のあるKV2を残しました。
 砲塔に書かれているロシア文字、おそらく「祖国ロシア」とか「ロシア防衛」と書かれているのでしょうが、今となってはその意味が不明です。機会があればロシア語の解る人に尋ねようと思います。

写真1:全国燗酒コンテスト、大阪国税局鑑評会賞状
写真2:大阪国税局表彰式会場
写真3:鹵獲(前から撮影)
写真4:鹵獲(横から撮影)
写真5:鹵獲(後ろから撮影)

2019年11月
中谷酒造(株)代表取締役  中谷正人