稲の成長【酒蔵便りvol.79】

<蔵の様子>

成長した苗 酒蔵の貯蔵タンクが並ぶ部屋はエアコンを入れました。ゆっくりと熟成するように、心遣いです。
 先月田植えをした水田では、山田錦が育っています。既に背丈は15センチ。疎らに植えていますので、まだ寂しい感じです。一方、お向かいの水田は食用米です。収量重視で密度を高く植えています。一見してものすごい差を感じますが、これから徐々に山田錦は追いつきます。疎らに植えると根本に日が射し根が深く張ります。そして分けつも始まります。

山田錦の田 向かいの田(食用米)

<今月の話題> 「わかば、時々ハイライトメンソールの日々」の終結

 たばこ産業の生産が回復してきました。6月20日にショートピースが手に入りました。それ以降、少ないもののなんとか供給を受けられるようになりました。

 私は今回の「たばこ飢饉」で得をした気がします。私は、いつの間にかタバコの有り難さを忘れていました。わかばも、ハイライトも、それなりに旨さがあり、タバコを吸えるだけでも有り難いことに気付いたのです。今では、ショートピースを一本一本大切に、指が熱くなるまで吸うようになりました。

 それに付けて思い至ったのは、我が家のネコのことです。このネコは、「ねこ」と呼ばれています。特に名前を付けていないだけなのですが、「中谷ねこ」です。このねこが、尿道結石で死にそうになり、点滴を受けたのは今年早々。それ以来、尿道結石対応の決まった餌しかもらえなくなりましたが、ねこはそれに耐えて生きています。餌を毎日食べられる有り難さが解ったからに違いありません。因みにねこは、朝「おはよう」と言えば、「オハヨー」としゃべるお利口さんです。こだまでしょうか。いいえ、本当です。

この号終わり

写真上:成長した苗
写真下左:山田錦の田
写真下右:向かいの田(食用米)

2011年7月
中谷酒造(株)代表取締役  中谷正人