田植えと苗の生育【酒蔵便りvol.115】

<蔵の様子>

スバルサンバーで苗運び田植え

 6月10日、山田錦の田植えを行いました。
 曇り空の下、田植機は順調に進み、一日で6枚、6反半の田植えは無事終了しました。
 今年は肥料の量を少し増やしました。肥料はセラコートという顆粒状のもの。栄養成分が樹脂に覆われており、樹脂が溶けて栄養成分が徐々に放出されます。田植え前に播いておけば秋に穂を付ける頃まで効果が持続します。

葺き替えの終わった屋根(一番奥) 6月20日、江戸蔵の瓦の葺替が終わりました。甍(いらか)の波が美しく輝きます。

 7月1日、土用粕(どようがす)の出荷が始まりました。
 酒造りの期間中にもろみを搾って出来た酒粕は、そのまま売るものを除いてタンクに密封貯蔵します。春以降、気温が上がるにつれて粕の中の糖化酵素が働き、粕は柔らかくなります。今の時期、やや硬いものもありますが、まだ酒の甘い香りを残しています。
 中谷家でも奈良漬用にキュウリの塩漬けを始めました。裏の畑で採れるキュウリを少しずつ足しています。一定量貯まったところで酒粕に漬けます。

 田植えから約一月経った7月6日、苗の成長を確認しました。植えた時は10センチほどだったものが既に20センチほどに成長しています。一カ所に二本か三本ほど植えたものがおのおの株別れして十本ほどの茎に増えています。昨年より心持ち成長が早いようです。肥料を増やした効果かもしれません。これからが楽しみです。

水田(7月6日)成長した苗(7月6日)

写真1:スバルサンバーで苗運び
写真2:田植え
写真3:葺き替えの終わった屋根(一番奥)
写真4:水田(7月6日)
写真5:成長した苗(7月6日)

2014年7月
 中谷酒造(株)代表取締役  中谷正人