今宵の晩餐 vol.14 鶏モモ肉のカレー煮

投稿日:2023年5月02日

 皆さん、こんばんは。六代目当主の中谷正人です。

 連載の十四回目。家飲みの楽しみを分かち合いましょう。
 

 風薫る五月。紺碧の空を泳ぐ鯉のぼり。新緑は日々色を増し、一年で一番過ごしやすい季節がやってきました。

 汗ばむ日にはスパイシーなものを食べたくなります。二か月ほど前に近所のカレー専門店のtabitabiさんと清酒コラボの話があり、その時にカレーと生酒の相性の良さに気付きました。カレーを作るついでにカレー風味のアテに挑戦です。

主役の酒

清酒 大和郡山 中谷 (2022BY 46本目の酒)

 今回合わせる酒は今醸造年度46号の酒。柳町醸造所で造られたフレッシュな生の純米吟醸酒です。酵母は701号でごく標準的な仕上がりです。

アテ

鶏モモ肉のカレー煮

 特別な手数を掛けず、通常のチキンカレーの一環で作ることにしました。水を控えて鶏肉を多く投入してカレーを作り、アテの分の鶏肉を取り出してから控えておいた水を足してカレーを完成させる方法です。

 先ずは玉ねぎ2個を細かく切っておきます。次に切ったモモ肉約800グラムを皮を下にして中華鍋にセットして火に掛けます。アテにしますので少し塩を振っておきます。皮が焼けたところで適当にころがし、8割がた火が通ったところで鍋に放り込み火を付けます。煮立つまでの間に玉ねぎを炒め、鍋に投入。人参とブナシメジも投入。30分煮込んでジャワカレー1箱を割り入れ、ルーが溶けてひと煮たちしたら火を止めます。

 モモ肉300グラムくらいがアテとしてのカレー煮です。これを取り出して人参と共に皿に盛り付ければできあがり。チキンカレーの方は控えておいた水を加えてひと煮たちしたらできあがりです。

晩餐

 今宵も家内と一緒に晩酌(ばんしゃく)です。

 カレーの香りが食欲をそそりますが、先ずは生酒。昼間は汗ばむほどの気温でしたからスーと口から喉に流れ、胃に落ちていきます。さわやかです。

 そしてチキン。モモ肉の適度な歯応えが良好。カレーのスパイシーさに押されながらも噛むごとに旨みがにじみ出て、やがてカレー風味と調和し口の中に拡がります。旨い!。そこに酒。ゴクリと多めに飲みます。実に合います。そしてもう一口ゴクリ。渇きも食欲も満たされます。

 そしてチキン。鶏肉は脂肪分が少なく、それが生酒との相性を高めているようです。歯応えと染み出す味を楽しみます。また生酒をゴクリ。いつの間にかアテは食べ終え、カレー鍋からチキンだけを取り出すか、悩ましい現実に直面しました。今宵も満足です。

ではまた次回。