今宵の晩餐 vol.35 エビチリ改

投稿日:2026年5月15日

 皆さん、こんばんは。六代目当主の中谷正人です。

 連載の三十五回目。家飲みの楽しみを分かち合いましょう。

 前回から間が空いてしまいました。今年放送のNHK大河ドラマは郡山城下町を築いた豊臣秀長が主人公。そのため柳町醸造所に来て下さる方が多く、酒造りなどに忙殺されていました。一日が終わると晩酌がけじめ。晩酌は欠かせません。

 既に晩春。新玉ねぎをいただきました。肉じゃが、野菜炒め、その他ふんだんに使っているのですが、ふとエビチリが頭に浮かびました。

主役の酒

清酒 豊臣秀長 磨き6割

 今年放送されているNHK大河ドラマに合わせてリニューアルされた純米吟醸酒です。吟醸香と柔らかい旨味を楽しむべく、常温(ひや)で合わせます。

豊臣秀長紹介ページは、こちら!

アテ

エビチリ改

 変な名前ですが、誰もが好きなエビチリに少し手を加えたもの。実はチリソースがないので、代わりに山椒を使い、玉子を加えたものです。

 材料は二人前としてブラックタイガー大きめ8尾、新玉ねぎ半分、玉子一個にトマトケチャップ。エビはバナメイでも良し、サイズも小さければ数を増やせばOK。

 ブラックタイガーは殻を取り、背中にナイフを入れてワタを取ってから山椒(花椒という中国のものを使うと香りが立つ)と塩適量をまぶしておきます。そして玉子焼き。塩を少し入れてかき混ぜてから熱したフライパンに投入。完全に火が通る前にかき混ぜてバラバラにしてから別の容器に移しておきます。ここまでが前作業。

 フライパン(私は中華鍋を使います)に一片のニンニクをみじん切りにしたものと油適量を入れて加熱。香りが立ってきたらみじん切りにした玉ねぎを入れて炒めます。3分程で玉ねぎが柔らかくなったところに玉子焼きとエビを投入。エビの色が白くなってきたらケチャップを適量(多くても良い)、それに水を少し入れて加熱しながら5分くらいかき混ぜればできあがり。準備開始から20分の早業です。

晩餐

 今宵も家内と一緒に晩酌(ばんしゃく)です。

 豊臣秀長を一口。優しい吟醸の風味が拡がり、素直に喉を通り過ぎます。そしてエビ。絡まったケチャップが適度な甘味と酸味、それに旨みを加えてくれています。歯応えのある身を噛むと、旨い!そして酒。香り高く、爽やか。合います。そしてエビ。玉子と玉ねぎを添えます。新玉ねぎの優しい甘みが加わりました。ケチャップをまとった玉子も旨い!そして酒。果実様の心地よい味わいが口中に拡がります。今宵も満足です。

ではまた次回。