梅雨明けと土用粕の出荷 vol.103

投稿日:2013年7月12日

<蔵の様子>

梅雨明け後の強い日射しが降り注ぐ水田

 7月8日は梅雨明け。今年は早く梅雨入りしたものの、前半は空(から)梅雨。そして雨の期間が短く終わってしまいました。梅雨明け後は強い日射しに気温がぐんぐん上がり、毎日35度を超えています。

 6月14日に山田錦の田植えを終えて約一ヶ月。稲は順調に生育しています。

 田植え直後は水田の遠景を撮っても苗は細く短く、しかも一個所あたり一本か二本でしたので目を凝らす必要がありましたが、今では20センチから25センチに伸び、葉も広く緑も濃くなり明瞭です。根も新しく伸び、地面に深く張り、力強く栄養と水を吸い上げています。

約20センチに伸びた苗

 7月1日から土用粕の出荷が始まりました。春からの時間と気温の積算で粕の中の糖化酵素が働き、柔らかくなるのですが、今年は梅雨の間の気温が比較的低く、粕は固めです。時間が経つに連れ、例年通り柔らかくなります。店頭では4キロ入り袋で販売しています。宅配便による発送もしています。

 中谷家では、酒蔵の裏手の畑で採れたキュウリの塩漬けを始めました。毎日2本、10本、5本と少しずつ採れますので、漬物桶に毎日追加して入れ、塩を掛けて重しをします。水が上がってきたら少し捨て、又塩を追加で掛けておきます。キュウリが腐らないようにタップリと塩を使い、重しでぺっしゃんこにして水気をしっかり抜いてしまうのがコツ。切りの良いところでキュウリを取り出し、土用粕に漬けます。続きは来月。

写真1:梅雨明け後の強い日射しが降り注ぐ水田
写真2:約20センチに伸びた苗