桜、情景新作三の二 vol.184

投稿日:2020年4月05日

<酒蔵の様子>

駐車場の桜(4月4日撮影)

 4月に入って新酒の火入れも終わりました。酒造りシーズン終了でやれやれですが、巷の新型コロナウイルス問題がズルズルと長引いています。ゼロ円マスクは要りません。中国を見習って、国を挙げて二週間きっちり外出を止め、終息させて欲しいものです。

 駐車場の桜が見頃を迎えました。春の気分が盛り上がります。

<模型で作る情景>

支援砲撃(ブレンガンキャリア)

 未完成で発見されたものを三つの情景に仕上げた作品の二つ目。英国の軽車両と大砲です。

 「支援砲撃 1943年3月チュニジア」。1940年に始まった北アフリカの戦いは最終局面。独伊軍はシチリア島の向かいのチュニジアに追い詰められます。その独軍陣地に英軍から砲撃が加えられるシーンです。

支援砲撃(全景)

 軽車両は、ブレンガンキャリアという商品名ですが、一般にはユニバーサルキャリアと呼ばれ、歩兵の為に機関銃や弾薬を運ぶ通信機付きの車両です。このモデルはブレンガンという機関銃を三丁積みます。一丁は前面、一丁は上部の銃架、一丁は内部に置かれています。装備品と二名の兵士を残して車両自体は組み立てと塗装が終わっていました。英国兵の頭が妙に大きく、通常人の二倍くらいなので削ってサイズを合わせました。装備品は適宜彩色して接着しました。

支援砲撃(25ポンド砲)

 砲は、25ポンド砲。砲弾の直径は75mmくらいで、榴弾砲以外に対戦車砲も発射できました。こちらは手付かずで発見されましたが、兵士の半ズボンを全て長ズボンに改造だけしてありました。砲は素直に組み立て、拡大鏡で見ながら細かい汚し塗装を加えました。砲弾の赤線も加えました。兵士の頭のサイズを削って合わせ、装填助手のヘルメット顎紐を紙で自作しました。写真撮影を意識して兵の肌色には気を使いました。

 展示ケースに配置し、草を生やした後、写真撮影。背景はチュニジアの画像をパソコンで検索。適当に見つけて印刷し、青空が際立つ風景カレンダーの上に切り貼りして作りました。

 日焼けし汗ばんだ兵士の肌で、北アフリカの強い日差しと透明な空気を表現できたと思います。

写真1:駐車場の桜(4月4日撮影)
写真2:支援砲撃(ブレンガンキャリア)
写真3:支援砲撃(全景)
写真4:支援砲撃(25ポンド砲)