寒波と酒造り vol.158

投稿日:2018年2月09日

<近づく春>

とんど

 1月31日は皆既月食。奈良では薄く雲がかかっていたのですが見ることができました。月食は、地球の影が月に掛かる現象です。即ち太陽と地球、月が一直線に並びます。この日は旧暦12月15日の満月です。月は欠けていき、15日後の2月16日に新月を迎えます。即ち旧暦の元日です。中国や東南アジアでは次に満月を迎える3月2日(旧暦1月15日)までの15日間、新年を祝います。

 2月2日はとんど。正月飾りを燃やしました。

 3日は節分。節分は明治時代に新暦が導入されるまで、庶民の大晦日でした。年越し鰯を食べ、豆を播いて邪気を払い、一歳年を取る新年の到来に合わせて年齢プラス一粒の豆を食べます。4日は立春、昔は庶民の正月です。待ち遠しい春はそこまで来ています。

<酒蔵の様子>

大吟醸の仕込作業

 原料を投入し、攪拌する作業を仕込みと言います。1月は大吟醸など精密な管理が要求される高級酒を中心に仕込み作業を行います。

 1月中旬から寒波が入り、この冬最初の雪が降りました。2月1日、4日も雪に見舞われました。気温が上下しようとも発酵温度は規定通りに管理しなければなりません。酒造りに携わるものにとって緊張の毎日が続いています。

写真1:とんど
写真2:大吟醸の仕込作業