酒造りの始まり、蔵元を囲む会 vol.142

投稿日:2016年10月14日

<ビジネスガイド社主催第18回日本全国美酒鑑評会>

日本全国美酒鑑評会プレミアム部門大賞賞状

 9月7〜9日グルメ&ダイニングスタイルショー会場内で開催されました。来場者447名による審査の結果、三日踊純米吟醸山乃かみ酵母がプレミアム部門で大賞を受賞しました。味わい483点。二位の猿庫の泉(喜久水酒造)の384点に大差をつけました。

 奈良県独自の花酵母が作り出す甘酸っぱい果実のような旨み。多くの方に喜んでいただけるプレムアムな味わいを実現できたと自信を深めました。今シーズンは更にその特性を際立たせるよう努力致します。

<日本酒の日>

日本酒で乾杯(近鉄奈良駅行基噴水前)

 10月1日は日本酒の日。「全国一斉日本酒で乾杯!」の行事が行われました。奈良県の会場は昨年同様近鉄奈良駅の行基像噴水前広場。夕方5時に奈良県内の各税務署長などご来賓の方々をお迎えし、鏡開きで開始。

 鏡開きの樽酒と奈良県酒造組合所属の蔵元自慢の酒が振る舞われました。今年は土曜日開催。この会を目当てに来られた方が多く、次いで観光客、そして通りがかりの人の順。多くの方々に清酒を楽しんでいただきました。

 曇天のせいか昨年に比べて外国人観光客は少なかったのですが、今年は英語と中国語のリーフレットも用意され、たまたま帰省中の愚息を英語通訳として動員しましたので対応は万全でした。

 一時間余りで酒もなくなり行事は無事に終了しました。お手伝い下さった奈良新聞社のスタッフの方々、有り難うございました。

<桂花団治米蔵寄席>

米蔵寄席のリーフレット

 10月7日、桂花団治米蔵寄席が弊社米蔵で開かれました。案内リーフレットサブタイトルは、「蔵で愉しむ、落語とお酒」。軽く一杯やりながらというのが嬉しいところ。

 ご来場者は45名。米蔵は満席です。先ずは三川美恵子社中による上方唄。琴と三味線、尺八の演奏。続いて花団治師匠による落語二席。最後は花団治師匠と私、それに上田市長を交えて座談会。清酒発祥の地・正暦寺のこと、酒の流通の歴史、清酒こをろこをろ誕生秘話など、会話がはずみました。

 会から三日踊山乃かみ酵母の酒、中谷酒造からこをろこをろが振る舞われました。何れも大和郡山市内で収穫された山田錦で醸された酒。楽しんでいただけました。

三川美恵子小唄

桂花団治高座

<酒蔵の様子>

山田錦の稲刈り(10月7日)

 10月7日と11日、山田錦の刈り取りを行いました。面積は8反弱。

 中古ですがコンバインを買い換えました。型式が新しいだけに小柄ながら俊敏です。

 7日は田植に続いて炭火焼鳥とかじ(三津寺筋)の戸梶オーナーが助っ人に来て下さいました。11日は戸梶さんに加えてマジックバーの横田さんが参加。

 7日は台風一過、晴天に恵まれました。11日は晴れのち曇り。当日の天候には恵まれたのですが、それまでに降った雨のせいで地面がぬかるみ。慎重にコンバインを運転して刈り終えることができました。

 酒造りが始まりました。今期最初の米洗いは10日。12日は麹ができ、酒母立て(酵母の培養)。一本目のタンクの仕込に向け、毎日作業を進めています。

写真1:日本全国美酒鑑評会プレミアム部門大賞賞状
写真2:日本酒で乾杯(近鉄奈良駅行基噴水前)
写真3:米蔵寄席のリーフレット
写真4:三川美恵子小唄
写真5:桂花団治高座
写真6:山田錦の稲刈り(10月7日)