鑑評会大賞受賞、酒造りの始まり、蔵元を囲む会 vol.143

投稿日:2016年11月12日

<Ji・sakeya蔵元を囲む会>

初台の商店街

 11月6日夕刻5時よりJi・sakeya(渋谷区本町2-39-3 高橋店長)で私、中谷酒造の蔵元を囲む会が開かれました。同店は初台(はつだい)の駅の北500メートルほどのところを東西に走る昔ながらの商店街に昨年開店した店です。この商店街は一時寂れたのですが、最近は飲食店を中心に賑わいが戻ってきています。

 小さな店ですが、冷蔵棚には地酒がびっしり。料飲店相手の商売が中心のようですが、有償試飲もできますので清酒ファンが結構立ち寄ります。この日も会が始まる直前まで近所にお住まいらしき清酒ファンが二組、試飲をしておられました。

Ji・sakeyaの店頭

 店を貸し切りにして会が始まりました。参加者は10人。同店では三日踊を扱っていただいています。4種類を準備いただきました。先ずは特別純米で乾杯。私が蔵の歴史、酒造りのことを中心に15分ほど話したあとは順に酒の封を切ってその都度私から酒の説明をしながら飲んでいきます。アテは近所の商店街から買い求めた総菜と乾き物。私は奈良県吉野の名物・柿の葉寿司を差し入れしました。

 最後は弊社の米焼酎・穎(えい)。いわば吟醸酒の発酵もろみを蒸留したような新ジャンル焼酎。初めて召し上がる方ばかりで、新しい味覚を発見したと喜んでいただけました。

<酒蔵の様子>

 ここ大和路では10月20日を過ぎても最高気温が20℃を超え、半袖でも過ごせたのですが、10月下旬から一気に気温が下がりました。

 10月10日から酒造りが始まり、徐々に忙しくなってきました。11月8日から寒波が入り、朝の気温は5℃になり、気合いが入りました。順調に酒造りは進んでいます。最初の酒が搾れるのは18日頃。月末には店頭に新酒のしぼりたてが並びます。

写真1:初台の商店街
写真2:Ji・sakeyaの店頭