出穂、屋根の葺き替え vol.165

投稿日:2018年9月20日

<稲の成長>

 弊社が管理する水田の山田錦。例年通り8月末が近づくと出穂(しゅっすい)が始まりました。8月31日は残暑厳しく強い日射し。快晴の下、穂がほぼ出そろいました。9月中旬を迎えて穂は日々成長しています。

穂がでそろった山田錦(8月31日)

成長する稲穂(9月15日)

<酒蔵の様子>

 8月28日、外国人旅行客に日本の清酒を広めるプログラムを企画する&JAPANの皆様がご来社。弊社がお世話になっている名酒センターのご縁です。同センターの竹林ゆうこ氏も同行されました。

 プログラムでは英語で酒蔵を案内するとのことで、弊社も精一杯協力させていただきます。中谷酒造のある番条町は、清酒発祥の地・正暦寺の酒を積み出す河川港として15世紀に興福寺が整備した環濠集落です。酒蔵は、番条を治めた興福寺衆人の城館跡に建ちますので話題には事欠きません。江戸、大正、昭和の蔵は全て現役で使用していますので、外国人客の皆様には満足していただけるはずです。

葺き終え間近の屋根

 屋根瓦の寿命は約80年。表面にコケが生え始めると透水して下地の木を腐らせますので早々に葺き替える必要があります。弊社は約80年前、門を新築した頃に一度やっていますので、今がその時期です。建物がたくさんありますのでここ十年来、徐々に進めてきましたが、いよいよ最後。甑(こしき)の上屋を残すのみとなりました。工事は、8月22日に古い瓦を剥ぐところから始まりました。途中、二つの台風襲来がありましたが無事に乗り越え、間もなく完成です。

洗瓶機を覆う新しい塀と屋根

 洗瓶機の横の柿の木を切った後、屋根と塀を着け直しました。こちらも完成です。

写真1:穂がでそろった山田錦(8月31日)
写真2:成長する稲穂(9月15日)
写真3:葺き終え間近の屋根
写真4:洗瓶機を覆う新しい塀と屋根